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ウデフリクモヒトデ(腕振蜘蛛海星)

学名: Ophiocoma scolopendrina

地方名: ガラサーダク(沖縄県)

分布: 奄美群島以南

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解説

沖縄県。そこは、白い砂浜と青い海と空、緑の深い森が鎮座する南国中の南国。日本の中の南国の楽園として今でも鎮座しており、とても有名な観光地である。そして、2023年に世界自然遺産に登録され、今でも観光業に力を入れる沖縄県は、今までにないほどの繁栄を見せている。

さて、その沖縄が誇る自然であるが、どこにも変えられない豊かな亜熱帯の生息域になっており、奄美大島より下にしかいない生物も多数生息している。今回取り上げるのはそんな海の中でもあまり知られていない面白い生き物である。ウデフリクモヒトデ。今回の主役である。

さて皆さんはクモヒトデと聞いた時にパッと頭の中にその生物の形が思い浮かぶだろうか。あまり、思い浮かばないであろう。その中でも一番有名な種類の一つであるのがこのウデフリクモヒトデである。

ウデフリクモヒトデ(以下ウデフリ)は、沖縄を代表するクモヒトデの仲間で、五本の触手(というか足)が特徴的で、ヒトデ類より足が細いことが特徴である。ウデフリはその名前の通り、腕を振っている様子が見られるため名がつけられている。実際に私がいった時もすごく腕を振っていた。そして生息域は潮間帯であり、いわゆるタイドプールの石の下に生息している。そこから足だけ出して動かしている。

ではなぜ足を動かしているのだろう。このウデフリは、腕を振ることによって潮間帯にいるプランクトンを絡め取って食べているのである。口は真ん中の6角形の部分の下側についており、この点がウニやヒトデに共通するが、餌を腕または棘でとらえて食べる。そして潮間帯はプランクトンが異常発生しやすいので、それを抑えているスーパーエリートでもある。

この沖縄の某タイドプールには多くのクモヒトデがひしめき合っていたが、どれも観察がしにくいものばかり。やっと見つけたわかりやすいものでもすぐに逃げ出してしまう。クモ人では意外と臆病で光センサーがとても強いので、少しでも動きを感じると逃げ出してしまうのである。

クモヒトデはこのようにあまり知られていない身でありながらも色々な戦略で生きている。少しざっくりになったが、他の種でも解説したいので残しておく。ぜひ皆さんもクモ人手をタイドプールで探してみてはいかがだろうか。