緑藻動物門 アオサ藻綱 ヒビミドロ目 ヒトエグサ科 ヒトエグサ属
ヒトエグサ(一重草)
学名: Monostroma nitidum
地方名: アーサ(沖縄、鹿児島)、おさ、このい(鹿児島)、あーさぬくぁ(八重山諸島)
分布: 本州、四国、九州〜南西諸島
解説
旅行に行った時に海辺を見たことがあるだろうか。皆は海を見ると砂浜というのがほとんどだろう。でも、岩肌のようにゴツゴツした場所も多くあるだろう。この両方が立ち並んでいる有名な観光地厳島には、両方の環境に馴染んだ生物がいる。それがヒトエグサである。
このヒトエグサというものは、潮間帯と呼ばれる岩礁のいわゆるタイドプールの中にある、潮が一番満ちた時にできる線と、潮が一番引いた時にできる線の間にある域を代表する海藻類である。魚介類売り場でアオサとして知られている、数種のアオサ類に近縁である。岩礁などの壁に張り付いたり、砂に付着したりするが、後者の方は流されやすく、多くの環境で見ることができる。アオサ類の分類が難しく、自分も確信は持てないが、ヒトエグサだと断定した種類だ。
これは岩礁帯にて、下記の仲間やフジツボの仲間と一緒に映り込んでいるヒトエグサである。岩礁帯では、多くのヒトエグサが群れを成して青く染めるほどになることもある。岩につく他の生物には、影響しないのだろうか。
ヒトエグサは、アーサと呼ばれ、沖縄で親しまれている。料理にも登場することがあるので、見かけたらぜひ口にしてほしい。IKIGOI自体は、見た回数が少ないので食べたことはない。ぜひ珍味として食べてみてほしい。アオサに近い仲間なので、似た味でもするのか。