生物分類網羅図鑑IKIGOI

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維管束植物門 ウラボシ綱 ウラボシ目 イノモトソウ科 ホウライシダ属

カラクサホウライシダ(アジアンタム・フラグランス)

学名: Adiantum raddianum‘Fragrans’

地方名: なし

分布: アメリカ大陸を除く全世界の熱帯・亜熱帯

解説

 植物の売り場に行くと、多くの観葉植物を鑑賞することができる。そして色々な生物を見てこうなのかと感心するのだが、シダ植物が中にいるとは到底思えない。そして家に飼ってある生物を見ていると、これってシダなの。と思ったものがいる。それはアジアンタム。和名でいうホウライシダ属である。

 このシダ植物をぱっと見シダと思えないのは、やはりこの葉の構造上だろう。シダ植物といえば、

この形のものを多く思い浮かべるだろう(写真はイヌケホシダ)。しかしアジアンタムは、普通に葉っぱのようなものを出してシダのように、揃って生えているようには見えない。しかし、よく観察してみると、葉っぱのようなものが、意外にも他のシダ植物と同じ揃って生えていることが観察できる。これがシダの証拠なのである。

 もう一度アジアンタムをよく見てみると、羽のような構造の植物を見ることとなる。この葉をよく見ていると、裏に黄色いものがついていることがある。それが胞子体だ。シダ植物は胞子をばら撒くことで生息範囲を広げている。その胞子体は主に水の中で動くものが多いため、水辺に生える種類が多い。しかしアジアンタムは全世界の熱帯、亜熱帯に生息しており、別に川辺に固有しているようなイメージはない。それは雨によって胞子体を流すことができるからである。熱帯多雨林に象徴され、熱帯、亜熱帯地域は雨量がとても多いことで知られる。それによっって運んでいると推測する。羽型の葉を多く広げ、今日も光合成をしているアジアンタムは裏に胞子をつけ、今日も雨を待つ。

 そういえばと葉ばっかりを見ていたが、それがついている茎のようなものも面白い。正確には茎ではないのだが、細い茎状のものはイヌケホシダと比べると細さがよくわかる。そこにあまり栄養を使いたくないのだろうかなどの推測をして見ると面白い。確かに被子植物類と違い、茎に緑色がついていない。ということは葉緑体がないということであり、光合成は行なっていに。つまりただ栄養と水を運ぶ管なだけである。でもその管があることによって生きている。アジアンタムは被子植物の祖先であることは間違いない。まだ茎に光合成をさせるという行為を知らないのだろう。

 この生物には和名がついているが、わざわざ学名も書いたのには観葉植物年の流通名がこれだからである。しかし、フラグランスは品種名であり正式な種名ではないことを理解してほしい。カラクサホウライシダの品種として今回は紹介した。カラクサホウライシダは見つかり次第報告する。

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