維管束植物門 ウラボシ綱 ウラボシ目 ヒメシダ科 ヒメシダ属
イヌケホシダ
学名: Thelypteris dentata
地方名: なし
分布: 千葉以西〜南西諸島
解説
道端を歩いていると家の石垣のようなところの隙間や穴の中から植物が生えていることがある。それを注意深く観察していると「これはシダ」とすぐにわかる種類が生えていることがある。それの名をイヌケホシダという。
イヌケホシダはまさにシダである。シダと俗に呼ばれている形はこれのことを表している。ケホシダという近縁種とともに意外に身近に見ることができるシダ類の一種である。イヌケホシダはケホシダと比べて裏に毛がない。これの特徴がありケホシダのいいところが無いことから劣化版と言う濁名の意味で知られてしまったイヌをとってイヌケホシダと名がつけられた。あまりにもイヌがかわいそうであるが、色々な種類につけられているイヌという名前は実はそんな闇がある種類も意外と多い。本当の名前の意味を知ってみるのも奥が深い。
この写真でもよくわかるように裏に毛がない。しかし、シダ植物らしい期間が備わっているのを見て取れる。葉が左右互性であり、順序よく整列している。先の方に行くにつれて、葉の大きさが小さくなり、長さが短くなる。そして裏を見てみると、粒のようなものがあり、もう少し遅いと胞子体が見てとれる。胞子体は大きな黄色の丸がつく。それが見れたらラッキー。