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ヒトエグサ(一重草)雑談+追記
学名: Monostroma nitidum
地方名: アーサ(沖縄、鹿児島)、おさ、このい(鹿児島)、あーさぬくぁ(八重山諸島)
分布: 本州、四国、九州〜南西諸島
解説
ヒトエグサについて知りたい方はこちら(https://ikigoi-zukan.pages.dev/zukan/406q6dolf8)を参考されたい。
今回の話題に取り上げたいのはヒトエグサの分類の難しさである。ヒトエグサは昔からMonostroma nitidumという学名で知られていたのであるが、最近どんどん違うと思われる種類についてがヒトエグサと混在するとされている。
ヒトエグサは元からMonostroma nitidumという学名であり、今でも使われているのであるが、まず最初に現れたのは「ヒロハノヒトエグサ Monostroma latissimum」と呼ばれていた種類をシノニム(異名)であるという人が現れた。そして2000年代に入ってから「ヒトエグサ」として三重県松阪市で養殖をされていたものが遺伝子解説を行ったことで新種のM. kuroshienseであると書いた論文もあり、それがその後、ヒトエグサ属(Monostroma)ではなく、マキヒトエグサ属(Gayralia)に移され、その後も千葉県館山で「ヒトエグサ」とされていた個体も新種G. orientalisであると発表するなど多彩な細分化に富み、現在も遺伝子解析により今まで一種だったヒトエグサという存在が大量に分岐して行っていることがわかってきた。アオサ類、特にヒトエグサ類は全体的に類似しており、見た目だけでも困難だったところがもっと難しくなって行っていることがわかった。この図鑑ではこれまで行ってきたものは全てヒトエグサMonostroma nitidumとして扱うと思うが、遺伝子解析などでしっかりと種類がわかった場合などは随時細分化された分類を参考にするかもしれないが、とても難しいので簡単にわかるようにヒトエグサとしてこれからも紹介していく。今でも分類の細分化が永遠のように進んでいる生物は、できるだけそれに則って記載するように心がける。